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キャッシュフローからみた経営判断のポイント(2)利益計画

利益計画とは

 利益計画は、一定の計画期間を対象とする期間計画である。計画期間は1年を基準として、1年以下を対象とする短期利益計画と1年以上を対象とする長期利益計画に区分することができる。
 経営環境が激変する今日では、2~3年程度を対象とする中期利益計画と5年以上を対象とする長期利益計画に区分する企業もある。

利益計画の立案手順

 ここでは、短期利益計画を対象として、短期利益計画の立案手順について考えることにする。

①現状分析

 利益計画を立てるにあたっては、まず、会社の現状を把握する必要がある。定量的分析・定性的分析の手法を使って、実態把握をするとともに、現状の問題点やその原因そして改善策などの検討が必要である。

②一般経済情勢や業界動向などを考慮する

 たとえば、原油の高騰が予想される状況にあれば、通常は変動費が増加することになり、限界利益率が減少することになる。この結果、他に変化がなければ、損益分岐点は上昇し(悪くなり)、同時に経営安全率も悪化することになる。
 このように、損益に影響を及ぼす経済情勢や業界動向などを視野に入れる必要がある。

③目標利益(率)を決める

 まずは、会社全体の目標利益を決めて、各部門や支店などの部門目標や管理者目標を定め、各部門などが提案する計画案との調整を行なう。

④売上高・売上原価・販売費及び一般管理費に関する方針を決定する

 たとえば、売上高や仕入高・外注費などの変動費に関する方針に関しては、商品・製品の限界利益率と売上構成割合の積数などを用いて、両者を関連させて方針を確定させる必要がある。固定費に関しては、どの内容の科目をどの程度の金額に固定管理するのかを確定させる必要がある。

⑤年間計画と月次計画を立てる

 短期利益計画を作る場合には、損益分岐点の応用式を利用して、年間の利益計画を作ると便利である。また月々の利益計画を立てる場合には、季節変動指数を算出する手法を使うと便利であり、予想年間売上高や予想年間変動費などの月次配分をより実態に合わせたものとすることができる。

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